残念なことにWEBマーケティングに携わる人のほとんどがSEOをやろうとします。
ブログにしろ、ホームページにしろ。
僕は自分の経験からSEOはやるなと話している。
その理由を説明するのにあるケースレポートをシェアしようと思う。
それは・・・
ある人がホームページである商品を売ってました。
コンバージョン率は1%とします。
(100アクセスにつき一人が商品を買ってくれる→ちなみにめっちゃ優秀な成績です)
今アクセスが月に1000あるとします。
つまり毎月10個商品が売れてる。
これをSEOでアクセスを10倍の10000アクセスにした。
すると売上はどうなるか?
商品は10倍の100個売れる。
めでたしめでたし。
・・・じゃねーよ!
こういう夢を見てる人が多すぎる。
だから稼げない。
こういう人たちは大事な点を見過ごしてる。
SEOのリスク1:SEOにはコストがかかる。
SEO業作に任せるならお金がかかる。
自分でやるにしても「時間」というコストがかかる。
(この部分を無視してる人多いです。)
つまり売上が10倍になっても、経費も10倍になってるなら
利益は変わらない。
SEOのリスク欠点2:SEOにはアップデートがある
一昔前、パンダアップデート、ペンギンアップデートという大きなアップデートがあった。
それまで上位表示されていたサイトが一気に圏外にふっとんだ。
これ・・・簡単にいえば
アップデートされた瞬間売上が0円になる
ということ。
ちなみに、順位ごとにどれくらいのクリックがあるかというと・・・
1位:30%
2位:15%
3位:10%
4位:5%
5位:5%
というデータがある。
つまり上位5位で65%のアクセスは奪われてしまう。
ということは順位が1位下がっただけでアクセスも一気にさがる。
(1回のアップデートで1位が6位以降に落ちることなんてザラにあります)
しかも、これだけではありません。
SEOのリスク3:競合に参入される
あなたよりもSEOが上手なサイトが出てくるとあなたのサイトの順位が下がります。
SEOは一種のテクニックです。
つまりあなたよりもテクニックに長けてる人がいつ出てきてもおかしくないのです。
特に最近はフィリピンなどの労働力が安い国にアプローチして
SEO×コンテンツマーケティング×SNSと四方八方からWEBマーケティングをガチガチに固めて攻めてくる会社も出てきています。
複数人が束になってかかってくる会社が、あなたと同業社だったら・・・
同じ地区に進出してきたら・・・
勝てると思いますか?
SEOのリスク4:SNSからのアクセスが増えている
これはシスコ社が出した試算。
2018年には動画からのアクセスが
全アクセスの75%を占めるようになる。
ということは、そもそもSEOの意味合いが
どんどん減っていくことになる。(25%しか役に立たない)
SEOのリスク5:アクセスが増えても売上が増えない
アクセスを増やせば増やすほどWEB運営にとっていいのは事実です。
ですが、コンバージョン率の低いページへのアクセスが増えても
結局、売上が増えません。
WEBマーケティングの難しいところは
アクセスを増やしやすいページとは
- 面白い
- 拡散したくなる
- 役に立つ
コンテンツがほとんどです。
この3つのコンテンツ、
一般にホームページからの送品購入とは相性が悪いです。
面白いだけじゃ人は財布を開かないし
商品購入を口コミする人もほとんどいない。
それに役に立つ情報の場合、読者が「すっきりしてしまい」満足するだけで帰ってしまう。
だからアクセスも増えてそれに比例して売上が増えるならまだいいのですが
最近のWEBマーケティングでは
アクセスは増えてるけど売上が増えない
というしゃれにならない状況がでてきています。
以上がSEOをしてはいけない5つの理由です。
つまりSEOって安定してるように見えて
実は全然安定していないのです。
テクニックよりも戦略を考えろ
僕がコンサルするときは、いつもクライアントさんに
「SEOとかPPCとかは結局手段なんです。
手段はなんでもいいのです。
そうじゃなくてあなただけの戦略を考えてください。」
と話しています。
例えば、
Facebookで関係性を作って、対面で成約する
破格のオファーでメールアドレスを取得して彼らと長期的な関係を作る
というようになんかしらの戦略を作るべきなのです。
(戦略にパターンはありません。なぜなら1社1社資産や強み、状況が違うからです)
とにかく「SEOでアクセスを上げればいいや」という安易な発想は今すぐやめてください。