ホンハイによるシャープ買収事件について

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日本人として、
黙ってるわけにはいかなかった。

だから、今日はこの記事を書いた。

今までシャープの技術者たちが
長年かけて、、、
仕事に全てを捧げてきて、、、
やっと築いてきた
「技術」というかけがえのない財産。

この財産が
簡単に他国に流出する。
・・・我慢ならなかった。

台湾という国は
親日だからまだいいけど。
それでも、ホンハイの会長は
中国側みたいだし
個人的にはショック。

「いい商品を作る=ビジネスの成功」ではない!

これが現実。

僕は家電の技術の話は全然知らない。
でも、賭けてもいいけど
シャープの技術力のほうが
ホンハイの技術力の何倍も上。

でも今はホンハイが
「お前らを助けてやる」という状況。
つまり、経営では
ホンハイの圧勝なのだ。

なぜ、商品力では勝てないのか?

一言で言うと
「そんな商品求めてないから」

例えば、
ビジネスホテルのテレビ事情を
考えてみて。
新婚旅行で行ったフランスのホテルは
(5つ星のホテルでさえ)
どこのホテルも
サムスンのテレビだった。

たぶん、ホテルの管理人は
「シャープは画質がめっちゃいいけど、ちょっと高い。
サムスンは画質はソコソコでめっちゃ安い。
じゃあサムスンにしよう」
みたいなノリで採用されたんだと思う。

つまり、
お客が「いい商品」を求めていないなら・・・

いい商品を作ることは無駄

だっていうこと。

残念なことに、
日本のTVメーカーは
どこも「高画質」
でしか競争していないように思う。

シャープの二の舞にならないかが
不安でならない。

高品質な商品よりも
お客が何を求めているのか?
を考えて
そのニーズを満たす商品を作ることのほうが
何億倍も重要。

(※粗悪な商品を作れといってるのではありません。)

例えばTVなら・・・

●ブルーライトをカットした子供が見ても安全なテレビ
●メカ音痴な人でも楽に使えるようなシンプルな機能しかないテレビ
●画質も悪いし、大した機能もないけどとにかく価格が安いテレビ(これは価格競争にさらされるのでオススメしないけど・・・)

こういう感じで
他社と差別化できる
商品を作ったほうが
マーケティング的に
楽になる。

(それに日本のメーカーなら
上に書いた商品なんて簡単に
作れるだけの技術力は絶対に
持ってるでしょう。)

あなたの会社もそう。
いい商品を作ることから
そろそろ卒業しよう。
もっと「お客が何を望んでいるのか?」を
真剣にリサーチしよう。

日本人がもっと経済力を
国際社会で戦えるビジネススキルを
手に入れることを願ってます。

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