Googleは今までパンダアップデートやペンギンアップデートなど様々なアップデートを行ってきた。そのたび、多くのサイトが順位変動をくらい、翌日からアクセス０になったサイトもある。
ペンギンとパンダはけっこう有名なのだが意外と知られていないのがこのヴェニス。
ヴェニスアップデートとは・・・
検索地点によって検索結果を変えるアルゴリズム
例えば「イタリアン」と検索したとき、東京と大阪では検索結果が変わるのだ。
検索地点に近いお店を表示するようになる。
今までだったら「イタリアン 東京」のように地区名も入れて検索してたのが、そういう情報を入れなくてもダイレクトに検索結果に反映されるようになった。
これがヴェニスアップデートだ。
地方の中小企業にとってヴェニスアップデートは追い風となる
今までだと東京の大手企業がＳＥＯをガチガチに固めて、地方の企業が全く太刀打ちできないことがあった。しかしヴェニスアップデートのおかげで、あなたのサイトにお客を呼び込みやすくなった。
ただし、逆に言うと・・・
県外のお客を呼び込みずらくなる
通販などで県外の人に販売していた場合、SEOからのアクセスは少なくなる。地方に東京のお金を呼び込みという戦略は難しくなる。（ただし、ＰＰＣ広告などアプローチする方法は山ほどある。あくまでＳＥＯが不利になっただけ）
一長一短ですが、ＳＥＯに金をかけられない会社にもチャンスが増えたのですから、ヴェニスアップデートは中小企業には有利なアップデートだと思います。
そして、気を付けてほしいことは、
Googleの検索地点を推測する精度はまだ荒い
だから、ヴェニスアップデートによる影響はまだ少ない。また、検索結果も利用者が「やめられない！」と思うほど便利なものではありません。（ちなみにヴェニスアップデートは２０１４年～２０１５年ごろ更新されました）
しかし、相手はGoogleです。かならずヴェニスアップデート（あるいはその次のアップデート）でこの影響が出てくるでしょう。そうなる前に、今から対策を始めてください。
