From:守部 和孝
前回は結論を先に書けという話を書きました。
今回は「結論を先に書くな」
という話をしたいと思います。
前回と真逆の話になります。
混乱することを言うな
と言われるような内容です。
ただこれは難しい話ではありません。
非常にシンプル
セールスの時は結論を先に書きません
理由は読まれなくなるからです。
「◯◯を買ってください」
と書かれて読みたいと思う人はごくごく少数です。
本当にその商品が欲しいと考えていた人か
私のような広告業の人が広告文に興味をもったか
ライバルが調査しに来ているかの
どれかでしょう。
いずれにせよ反応は良くありません。
先月石川県の中でも田舎の洋品店さんのチラシを作りました。
一番上に大きく書くタイトル部分に普通なら
「初夏特別セール」
「夏物 特売」
「最大50%OFF セール!」
などを書くのではないでしょうか?
私がそのお店のチラシの大きなタイトル部分に
書いたのはこういうものでした。
「間違えて捨てないで下さい」
わけがわかりませんね。
チラシの一番上にデカデカと
こんなことが書かれていたら
「なんだ?」
思うことでしょう。
洋品店だと感じないと思います。
中身を読むとチラシをリニューアルして
いつもの雰囲気が違うので
間違えて捨てないでね。
と書いてあります。
こうゆう風に中身を読んでもらうために
敢えて結論を先に書かない、
中身と違うことを書く
ということをします。
興味を引くテクニック
として使います。
当然内容を伝えるのには少し不向きで
わかりにくくはなります。
冒頭にお話した結論を
先に書くことが一番わかりやすく、
聞きやすいです。
結論を先に書かないで文を書くコツ
タイトルで気を引いて
ずっと引っ張るイメージです。
そのため少し文章力が必要になります。
なかなか結論を言わずに
引っ張って気を引き続けます。
その中で自分の主張に引っ張って行きます。
シンプルに言うと
「起承転結」
です。
洋品店さんの場合なら
「間違えて捨てないで下さい」
お店をリニューアルは中々できないので
チラシだけでもと思い
今回からカラーにしました。
いつもと雰囲気が違うからといって
捨てないでくださいね。
今回チラシをリニューアルしたので
リニューアル記念として
この時期、初夏にピッタリな
洋服をお安く準備しました。
というような感じで
最初だけ気を引いて
話を途中からすり替えます。
私たちマーケッターは
「スイッチ」
と呼んでいます。
人によっては
「釣る」
というような下品な言い方をしますが
間違っていません。
タイトルで釣って内容をすり替える
といわれてしまえば全くその通りです。
ただ「釣った」と言われない程度の
タイトルに留めてくださいね。
「釣りタイトル」
はやはりイメージが悪いです。
あなたの感覚で
「釣りタイトル」
にならないぐらいの
さじ加減をしてください。
セールス以外でもつかえます
セールスのみのテクニックではありません。
セールスには適していると思います。
普通のブログや、記事でも全く使えるテクニックです。
ただ前回の方法がやはり無難なので
そこをある程度使えるようになってから
チャレンジしてみればと思います。
また、一つの方法にとらわれないで欲しいと思い
今日の記事を書きました。
結論を先に言わない書き方もあります。
こだわりを持たずに両方で書けるように
なれるのが一番かと思います。
ぜひ使ってもらえたらと思います。