From:守部 和孝
今日は成果をだすための
取り組みの順番について
書きたいと思います。
私のクライアントである洋品店さんに
売上アップの方法を考えていたところ
ある女性の方とお会いしました。
その女性のかたは以前、アパレルメーカーで働き、
40店舗のマネージャーまで務めたそうです。
その際の売上をアップする方法を聞きました。
売上アップの方法
ビジュアルマーチャンダイジング
POSシステム
POP
を教えてくれました。
その中でも一番大事なのは
ビジュアルマーチャンダイジング。
つまり
店内の陳列・レイアウト
納得です。
その次にPOSシステム。
POSシステムとはレジの仕組みで
どれがいくつ売れたかをデータ化する
仕組みです。
そのことで何が売れていて、何が売れていないかを
把握します。
把握して、売れるものは前に出して
売れないものは後ろに回すなど
やっぱり店内の陳列・レイアウトに関係してきます。
最後にPOPとなっています。
POPとはこういうのです↓
商品や値札に貼って
アピールする紙の広告です。
その女性のかたは
- ビジュアルマーチャンダイジング(陳列・レイアウト)
- POSシステム(売れているデータ管理)
- POP(店頭の広告)
の順番に大事で
売上を左右するとおっしゃってました。
だから私ならこの順番でやっていくと
教えてくれました。
真逆
私は現在真逆です。
まだ次には取り掛かっていないのですが
現在POPに取り組んでもらっています。
なぜならチラシを作ってもらっているからです。
チラシを作る際に大切なのは
文で商品の良さを伝えることです。
だから商品の良さを伝える
練習としての機能をかってます。
また田舎のほうのアパレル店は
商品の仕入れが遅いそうですが
そこの洋品店さんも遅いです。
ただチラシをはじめたことと
POPを書き始めたことで
仕入れが早くなりました。
お客さんの求めているものは
なにかと考えだしたからです。
チラシの効果を考えると
一番多くのものに波及するのが
チラシでしかも取り掛かりとして
簡単だからPOPに今は取り組んでもらっています。
内容も時間がかかりません。
なぜなら1日に1つの商品の
POPを書いて、フェイスブックに上げてもらって
いるからです。
これなら無理なく
毎日できるます。
次に取り組んでもらおうと考えているのは
どれが売れたのかを書いてもらおうと
考えています。
うまくいくかは別として
毎日簡単に記入してもらおうと考えています。
例えば、シャツ、ジャケット、カーディガンなどの
ジャンル別で記入してもらう予定です。
これなら何が売れたか売れなかったかわかり
チラシの基準になります。
また売れているとやる気がでます。
またそのデータを元に
商品の陳列を変えてもらおうと考えています。
ということは商品の陳列は最後になりますね。
コンサルティングの順番
コンサルティングは成果をだすことを重視します。
そのコンサルティングで一番大切なのは
クライアントの生活や、習慣をなるべく変えないことが
大切です。
ボーリングのヘッドピンのようなイメージです。
一本倒れると全てに影響を与えるもの。
もし最初に店内の陳列・レイアウトを変えると…
それは私がお店を変えることになります。
基準が感覚的なものになります。
お店は店主さんがこだわりや誇りをもっていて
いきなり外部の人に口出しをされたくないものです。
お店の中、全てをいじろうと考えて
非常に煩わしくなります。
その結果めんどくさくてやらない可能性が高いです。
というように心理的ハードル・物理的ハードルが高くて
また自主性も損なわれます。
コンサルティングは変えないことが大切
となります。
少しの行動の変化が、心理的にも物理的にも
ハードルを低くしてあげられるものを
選んでアドバイスすることが大切です。
売上をあげるにはどうすればいいのかを
知っている人は多いです。
ただそれをできなくて困っています。
コンサルティングはその最も心理的な
ハードルが低く、効果の高いところを
変えてあげるのが大切です。
ダイエットもそうでしょう?
運動して、栄養管理をすれば痩せるのは
誰もが知っていること。
どこを変えてあげるかで
成功か失敗かの鍵を握っています。
一番変えずに変わるところに目を向けましょう。